「曼珠沙華」北原白秋/山田耕筰
2016/9/25
「ごんしゃん/ごんしゃん/どこへ行く/赤いお墓の/彼岸花/彼岸花/今日も手折に/来たわいな/今日も手折に/来たわいな…」なんとも凄みのある白秋の詩に、心を切り裂くような山田耕筰のメロディー。
編曲のしようがない、ゆるぎないピアノと歌で、前奏から一番~四番まで、ゆっくりなのですが一気に進んでいく曲です。
「和」以外の何物でもない世界。他にこんな曲は聞いたことがない。
幾度かTakano&Miyukiで合わせています。
いずれ機会があったら、演奏してみます。
布施明さんや尾崎清彦さんが歌われた「忘れないで忘れないで/時は流れ過ぎても~」、メロディーも歌詞もうろ覚えで曲名が判りませんでした。
なんと、今朝(5/21)のフジテレビ「めざましTV」でアナウンサー、軽部さんがワンフレーズ歌われて「え?知らないの?『五月のバラ』という名曲なんですよ!」とコメント。
「ああ、この歌だ!」長年の疑問が解決して、5月の清々しい気分になりました。鼻歌交じりに今日も散水です♪
朝焼けバーンジョーンズ展・夢
今朝、茶の間で譜面を書いていると、台所の窓が妙に赤いので開けてみたら、雲間からこぼれた朝日が、雑木林だけを真っ赤に染めていました。
先週は、郡山市立美術館でラファエロ前派バーンジョーンズの描いた、場所も時間も特定できない夢のような世界観に酔って来ましたが、今朝の暗い空を背景に赤く輝く林も夢の風景のようでした。
書いていた譜面は、映画「ディアー・ハンター」のテーマ「カヴァティーナ」。好きだけど地味。
地味と言えば、ピアノ曲から編曲したドビュッシーの「夢」も、アルト・フルートで吹くフォーレの「夢の後に」も演奏する機会のないままに何年も休眠中…
「水辺にて」G.フォーレ
秋田県の横手市で藤城清治氏の切り絵(影絵)展に寄りました。
藤城氏の作品には、必ずといっていいほど楽器を演奏する姿があります。笛、ハープ、チェロ、…。一体どんな音楽が流れているのだろう。
「ザ・ローズ」
アマンダ・マクブルーン
伝説の女性ロック・シンガー、ジャニス・ジョプリン(1943.1.19Texas~1970.10.4)の短いが壮絶な生涯を描いた映画「the Rose」の主題歌。歌は主演のベッド・ミドラー。「冬の深い雪の下で眠る小さな実は、やがて来る春に薔薇を咲かせる。」
この曲を演奏する時は、アルトフルートとフルートを持ち替えています(2011.6)
「薔薇の花への三つの願い」ファン・ツィー
若くしてなくなった作曲家、ファン・ツィーの抒情的な歌。その旋律と和声の美しさは歌詞(素晴らしい詩ですけれど)なしでも十分に美しい。6月10日、薔薇の一番きれいな時期に亡くなったのですね。(2011.5)