磯部温泉旭館の女将さんが言っておられました。
「今年は暖冬で、妙義山も浅間山も雪がないんですよ。ロウバイもハナモモも咲いてしまって…。」
そのおかげで、一足早い春を楽しませていただきました。
「…檜皮(ヒハダ)の宿を離れてあさか山有。此あたり沼多し。…いづれの草を花かつみとは云ぞと、人々に尋ね侍れども、更知人なし。沼を尋、人にとひ「かつみかつみ」と尋ありきて、日は山の端にかゝりぬ。」(奥の細道)
檜皮の宿(郡山市日和田町)と高倉宿の間にある安積山は、奥州路沿いの小高い丘で、農業用貯水池はあってもヒメシャガは自生しておらず、地元の人も見たことがなかったはず。
歌枕の「あさか山」、「花かつみ」は、奥州路から猪苗代湖へと抜ける御霊柩峠北側のあさか山(標高1,008m)とその山麓の池沼に群生する花かつみであったと思われます。
端午の節句だというのに、菖蒲を供える習慣すらない「辺境の地」に左遷された藤中将が、落胆しつつも、せめて菖蒲に似た花かつみを飾り心を慰めた、という風流の植物であれば、一説に云う「マコモ」(確かに菖蒲に似ています)よりも、花ショウブが小さくなって花も色を薄めたような「姫しゃが」が似合いますね。
明日は5月5日子供の日です。(2014/05/04)
福島市南沢又にある「Cafe mimo」に伺いました。オーナー渋川さんには、以前「金Jazz」を聴いてい頂いたことがあります。おいしいランチの出来上がるのを待ちながら、視線は庭のクリスマスローズに。思わず、外に出てカメラを向けてしましました。
クリスマスローズ…名前が素敵!!光によって表情を変える色も素敵!!大好きな花なのに、私には育てるのはなかなか難しくて…日陰がいいのかな (Miyuki・2014/4/1)
毎年春に帰省すると、頂いてくる長野県岡谷市にある「今井農園のビオラ」。私が幼い頃から温室は季節の花で溢れていました。目移りしそうなほどの数の中から選んで頂いた新色のビオラを、今年も早速、大きな鉢に寄せ植えにしました。そのすぐ脇にある薔薇の鉢の中に、昨年の種がこぼれたのか「私は今井農園の先輩よ」と、後輩を迎えるかのように小さな花が咲いていました。 (Miyuki)
演奏に伺った江南市のすぐ近くにある国宝犬山城。例年になく開花時期が遅いとのことでしたが、青空に誘われて行ってみました。
郭内では、「松本城みたい」の声があちこちから聞こえ、城内に入るとその急勾配の階段(昔の人たちは、羽織袴、足袋ですからねぇ)に再び「松本城みたいだ」の声が…。
前日寄った国宝松本城との違いは、ありました!お堀沿にソメイヨシノが開き始めていました。信州松本の開花は4月後半かな。Takano
【花見山公園】地元では、「幼稚園生、小学生の遠足コース」としてお馴染みの「花見山公園」。あまりに身近すぎて大人が足を運ぶ場所ではありませんでした。
ところが写真家の故・秋山庄太郎さんが「福島には桃源郷がある」と言ってくださったことから、一気に人気が高まり、春には自家用自動車の乗り入れが規制され、駅からシャトルバスが運行されるまでになりました。
シーズン以外には、市内に設けられた「花の写真館~秋山庄太郎写真美術館」で花見山の写真を楽しむことができます。
まるで、真っ白な小さな鈴をたくさんぶら下げたかのような「姫うつぎ」。昔から好きな花のひとつでした。春風に乗って「リンリン…リンリン…」と、かわいい音を鳴らしそうです。
花屋さんの店先で見つけた時は、まだまだ丸いつぼみだっのが、春の暖かな日差しを浴びて、一気に花開きました。(Miyuki)
新年度スタートの朝、いつもの道で「春」をふたつ見つけました。
民家の庭先には白梅が満開!!「全部実をつけたら大量の梅干だなぁ」そんなことを思いつつ、歩みを進めていくと、もうピンク色に膨らみつつある「桜」のつぼみ!! ふたつの花たちに、心もウキウキ晴れやかに(笑)
(2013/4/1 Miyuki)
去年より1週間位遅い開花です。
【平家物語】の冒頭・・・「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂には滅びぬ。ひとへに風の前の塵に同じ。」
にも登場する「沙羅」の花。別名「夏つばき」。個人的には、赤い椿よりこの白い「夏つばき」が好きです。これから約1ヶ月間、雨の中で、楚々とした花を次々と咲かせてくれます。(2012/06/17 Miyuki)
この春一番の好天に恵まれた「福コン」当日の朝、福島市松川町の「芳水の桜」を見に行きました。
山間の小さなため池に咲くこの桜、福島市荒井にある慈徳寺の「種まき桜」が親とのこと。豊かな実りをもたらしてくれる「芳しい水源」を百年守り続けています。
開花が例年より1週間ほど遅い遅れたおかげで、連休初日に満開の「芳水の桜」を目にすることができました。
福島はもちろん、県外ナンバーの車も多く、皆「おお~」とカメラを向けていました。私も「芳水の桜」に癒され、「福コン」演奏への力をもらった感じ。(2012/4/28 Miyuki)
八幡平市に向かう途中、秋田市の千秋公園に寄ってみました。
楚々とした睡蓮は結構見かけますが、広い池一面にの花が蓮が咲いているのを見る機会など滅多になく、大きくはっきりした色の蓮の花、感動でした。
まちなかにお堀があって蓮が咲いて。暑さも忘れさせてくれる風景でした。しかし、蓮の花は大きい!(2011/8/19 Taka)
【コマクサ平】
蔵王エコーラインの宮城県側にコマクサ平という所があります。展望台からはいくつもの滝が見下ろせます。足下に目を移すとコマクサ平の名のとおり小石だらけの中に小さなコマクサがたくさん咲いていました。
蔵王に行ったのも初めてでしたが、野生のコマクサを見るのも初めて(「鬼の押出し」の高山植物畑で見たのが唯一でしたので)。感動したなぁ。(2011/7/9 Taka)
【コマクサ平Ⅱ】
ハクサンチドリは、コマクサ平から蔵王のお釜に向かう車窓から撮影。
ひとつひとつの花がチドリの羽ばたく姿に似ている、と名付けられた和蘭の仲間。そう言えば和蘭の代表格であるエビネも「チドリ」の形ですよね。(2011/7/9 Taka)
【ハーブの季節】
薔薇の花がそろそろお終いになり、あじさいが様々な花を開く一方、セージ、ペパーミントなどハーブが咲き始めました。
なんと言う映画だったか、スイスアルプスのラベンダー畑の中をバスに乗ってどこまでも走るシーンがありました。「総天然色映画」とわざわざポスターに書かれていた時代の話です。
【土湯の山藤】
土湯温泉街を抜けて、女沼に向かう途中にやさしい色の藤があります。改良され、きちんと手入れされた公園の藤より花房は短いけれど、咲くのが楽しみな花です。
【常称寺の枝垂れ桜】
毎年、桑折町の常称寺さんには、枝垂れ桜が満開となる頃にお招きいただき、桜を眺め、音楽をお聞きいただく「枝垂れ桜コンサート」を続けております。
震災で開催の危ぶまれた今年でしたが、「気持ちの沈むこんなときこそ桜と音楽を皆さんに!」との柴田住職のお言葉で5回目コンサート開催となりました(4月17日)。
【主な曲目】
「ラプソディー・イン・ブルー」、「ありがとう」、「桜の木になろう」など2ステージ。