2016年1月 16日(土)
年2回開催される新潟JS、夏は車で、冬は列車の旅となるのが定着しました。
今年は日曜の開催なので、新潟へ向かう途中、群馬県の磯部温泉に寄りました。
天気予報「新潟は雪」を信じて、Takano &Miyukiは完全防寒体制☆
北陸新幹線も初めてなら、高崎駅での下車も初めて。
全国一のシェアを誇る高崎ダルマがずらりと並ぶ姿は壮観ですね。
快晴の下、信越本線に乗り継いで、磯部駅に到着。
工事中の駅舎、閑散とした駅前広場…、でもTakanoにはどこか懐かしい町でした。
今日の宿「旭館」に歩きながら、古めかしい温泉の案内板も楽しく「高野酒店」には、真澄、浦霞、久保田など思わずにやりとする銘酒が迎えてくれます。
明治時代、児童文学の巖谷小波(いわやさざなみ)が磯部に伝わる「舌切り雀」の話を訪ねて投宿したことから磯部には「雀のお宿」を冠したホテルもあります。
また、お馴染み、温泉マーク♨発祥の地。万治4(1661)年の地誌に載ったとのことですから、下諏訪「万治の石仏」の頃…古い!
世界遺産富岡製糸場も近く、これから賑わって来る温泉地ですね。
桧風呂の内湯は本来の鉱泉で最初ヌルっとして後からキュっとします。炭酸水素ナトリウム系とか。
貸切の庭園露天風呂は近年掘削された温泉で、こちらも柔らかな泉質でした。
さすがに上州牛は柔らかく、奥利根ワイナリーの「赤城」もおいしくいただきました。ニジマス(季節により鮎、岩魚らしい)も美味しく焼けてました♪
快晴の翌17日、冷え込みました。
昨日は山肌が見えていた浅間山もうっすらと雪化粧。
旭館の若女将さんも「浅間山が真っ白くない冬なんて初めてなんですよ。ロウバイもモモも咲いてしまって」と言っておられました。朝食後は散歩です。
お菓子屋さんを覗いたら、不思議な液体を混ぜている姿が!
じっと凝視していたら、笑って説明してくださいました。
鉱泉に含まれる炭酸が煎餅をサクッとした歯触りにしてくれるそうです。朝食の湯豆腐も薄めた鉱泉を使っているからフワフワだとのこと。鉱泉水が濃すぎると豆乳に戻ってしまうのだそうです。
貴重なお話有難うございました。
アユの簗場の撤去された碓氷川では、小石を紡いでミノ虫状態に隠れる「ニンギョウトビケラ」の幼虫がたくさんいましたよ。
山口県の錦帯橋辺りでは土産物として販売しているらしい。
文学碑も多く、文人の温泉好きが実感されました。
Miyukiさんは大学の大先輩北原白秋氏の碑文の前で記念撮影。Takanoは迷わず「酒聖・若山牧水」歌碑前で撮影。
キャリアをカラカラ曳きながら磯部駅まで歩いて3分 。
さて本来の目的、新潟JSに向かってスタートです!
…と待っていると線路の向こう現れたのは二両編成の生活密着型電車。「あんまり頑張らずに肩の力を抜いて、楽しい演奏を」そんな気分にしてくれる電車でした。
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