夏の新潟、行ってきました!

良寛さんの良き理解者、貞心尼の図
良寛さんの良き理解者、貞心尼の図

2015/07/18 土曜日

 

 ちょっときつい移動日程を組んでしまったTakano、反省しながら朝6時、宮城県蔵王町を出発。前日「ゆと森倶楽部暖炉ライブ」が順調だったので、気分は爽快。

 

 新潟市古町のドクター可児に開店前に到着。マスターのチェロと音合わせをして、演奏開始の15時まで、古町を散策しました。

 

 古町にある書店「考古堂」は、医学書中心の品ぞろえですが、良寛さんの本や郷土出版の本がたくさん!

 毎回、ちょっと覗いてみるだけのはずが、荷物が増えてしまいます。

パルムの「しまうま」
パルムの「しまうま」

 ジャズスポット「パルム」では、13時からの「しまうま(東京)」というピアノ4を数曲。

路上の「古町5」でCloss Talk(A.Sax&EP)によるC.コリアのラ・フィエスタを久しぶりに聞いて、同じく路上「古町6」のBossa Demais(山形)の脇を通過して、ジャズストリートを楽しみながら「ドクター可児」に向かいました。 

ドクター可児は明るくリニューアル。かき氷が人気!
ドクター可児は明るくリニューアル。かき氷が人気!

 ドクター可児は、外観もすっきりとしましたが、ピアノもリニューアル!

 

 マスターとのステージもこれが二度目になります。演奏風景は「こんな感じでした」を。

 演奏終了後は、雨の弥彦温泉に。

雨の「蛸欅」枝がタコの足のよう!
雨の「蛸欅」枝がタコの足のよう!

19日(日)

 「越後一之宮」という位しか予備知識のなかった弥彦神社でしたが、「天照大御神」の孫にあたる「雨香具山命」が祀られていること、二拍手ではなく四拍手であること、鳥居が大きいこと、すぐそばに「弥彦競輪場」があることetc.…いろいろと分かりました。

 

 お土産のお菓子には「うさぎ」をモチーフにしたものがたくさん。宿の観光案内には、地元の小学生が絵入りで書いてくれた「昔話」がありました。

 

「昔、弥彦山のうさぎは里に下りて田畑でいたずらをして困りました。弥彦神社の神様がうさぎたちにお説教をしたので、うさぎたちはいたずらをしなくなりました。」

 とのことでした。弥彦神社を取り囲むように諏訪神社の社があちこちにありました。

大鳥居は修復中…巨大なメカが隠れている!
大鳥居は修復中…巨大なメカが隠れている!
上流に神様の渡る橋。じいさんは川で洗濯
上流に神様の渡る橋。じいさんは川で洗濯

奉納された銘酒の数々…
奉納された銘酒の数々…
一枚岩から削り出された欄干
一枚岩から削り出された欄干

弥彦山頂から望む佐渡島
弥彦山頂から望む佐渡島

 何度か新潟県を訪れていますが、なかなか天候に恵まれず、はっきりと見ることのできなかった佐渡島、今回は弥彦山から綺麗に見えました。

 弥彦神社の椎の木に良寛さんの「御神木讃歌」が寄せられていました。

 

 今回の楽しみは、昨年時間の都合で寄れなかった「分水良寛資料館」で「良寛さんの手毬」を見ること!

 祭り山車の格納庫にも、子供らと遊ぶ良寛さんが描かれていました。今でも身近な存在の良寛さん、嬉しくなります。

 

 本来梅雨の時期には、カビの心配もあることから常設展示はしないとのこと。お忙しい中、館長さんから丁寧なご説明を頂戴しました。

…収蔵品の手毬に施された鳳凰と赤い牡丹の刺繍、手毬が分水に来た経緯、ふんわりと大きな「飾り手毬」と子供らが遊んだ手毬の手触りの違い、法輪を転がすように良寛さんは手毬を転がしたこと、水害による凶作のこと…。

 やがて売られて行くであろう子供たちを見つめる良寛さんの切なさが伝わる説明でした。ありがとうございました。 

末廣館の社長、女将と一緒に
末廣館の社長、女将と一緒に

 良寛資料館でしんみりした後、湯田上温泉末廣館の岩風呂、ぬくもりの木風呂でゆったり。

  館内のあちこちに小原流の生け花が飾られ(たぶん女将の作品)、ロビーにはピアノ、ギターが置かれ、ご主人のボーカル&ギターとコラボさせていただきました。

 

 ドクター可児、分水良寛記念館、末廣館を初めとする多くの方々にお会いでき、有意義な小旅行でした。