2014/1/18 Sat.
初めて降りた新潟駅は工事中でした。
まずはスワンの和田さんにごあいさつ。店内では、早くもお昼から出演のIn Line Fourのベースの方が練習中でした。
古町のアーケードは、「野球狂の詩」のブロンズ像が有名ですが、新潟市出身の会津弥一氏の立派な石碑がありました。通常、石碑といえば風雨にさらされているのが普通なのに、こちらはアーケードの中!会津弥一氏は、新潟の人たちに愛されているんですね。氏は、新潟中学時代から万葉集や良寛の作品に親しんだとのこと。
良寛さんの句(漢詩はこれから勉強しよっと)、生き方は、自分ではできないけれど憧れです。
夏の新潟ジャズストリートでは、吉田千秋氏の生家を訪ね、大津ジャズフェスでは、小口太郎さんの琵琶湖周航の歌記念館と蝉丸神社を訪ねましたが。
今回は、DR.可児さんに向かう途中、丸屋さんで「まりつき最中」をいただいて、古町の「良寛てまり庵」に伺ったら、偶然、月に1度の「作品解説の会」に混ぜていただきました。良寛晩年の書、能面など、貴重な作品の解説の後には、熱くおいしいそば茶までいただきました。演奏前であることを忘れ、思わずゆったりとしたお時間を頂戴しました。
「てまり庵」と「ドクター可児」さんは、ほんの2分ばかり。
新潟の寒い冬でも「大きな古時計」とマスター&奥様に暖かな雰囲気で迎えていただきました。明訓高校の高橋先生も駆けつけてくださいました。
7月にお伺いした時にもたくさんの方々にお聞きいただいたのですが、今回は、立ち見の方まで。色々とお声をかけていただき、ホント、嬉しいですねぇ。また夏にも!と、思ってしまいました。
(あっ!マスターと写真撮らなかった)
演奏終了後は、阿賀野川沿いの咲花温泉「望川閣」で高橋先生(新潟明訓高校教諭)を交えての真剣な反省会。
新潟各地の温泉の話、「越乃寒梅」酒造見学の話、蒸気機関車、「良寛てまり庵」、「まりつきもなか」を作る「丸屋」閉店の話…あれ?これって世間一般に言うところの雑談?(笑)
「望川閣」の名のとおり、目の前は阿賀野川らしく(既に真っ暗)、対岸を車のライトが遠く見えました。かけ流しの温泉は、硫黄の強い新潟県でも珍しい泉質。薄緑(エメラルド・グリーン)、黄金色、薄水色に変わります。
雰囲気のある露天風呂で朝ぶろ。ようやく明るくなりかけた空、雪の山、高速道路、国道、阿賀野川。なるほど「望川閣」の名のとおり、ほんと川に近かったんですね。
目の前で焼いてくれる甘い卵焼きは朝食一番の魅力ですが、それ以外にも魅力たっぷり。イカそうめん、帛乙女(きぬおとめ)、味噌で味付けされた山芋、すりおろしたレンコンと大根…、コシヒカリにぴったりでした。
朝、改めて見れば、館内も改築前の壁画、囲炉裏風の炉、コトコト走るSL、かわいい鬼!?…。思わず列車に乗り遅れてしまいそうな癒しの空間でした。
宿のすぐ前の咲花駅から磐越西線を新津まで逆戻り。
咲花駅から新津駅まで戻ったのは、新津に駅弁屋さんがあるから!
ところが、新津駅着は午前10時前。ホームにも駅売店にも見当たらず、階段を駆け上り駆け下りて神尾弁当部へ突撃!
親切なお店の方が、「今、出来てるお弁当は何!」と工場に直接電話→「SLばんえつ物語弁当」と「えんがわ押し寿司」をお譲りいただきました。再び階段ダッシュ~ッ!…ジャズストリートでの演奏よりもパワー使ったかも。神尾弁当部の方々、無理を申し、大変お世話になりました。
改めて、ありがとうございました。
先にいただいたのは、えんがわ寿司。笹の葉の鮮やかな緑に包まれて、輝くコシヒカリと合わせられた真っ白なエンガワは、口にする前から雪国の上品な味を想像させてくれました。樹脂製のかわいいナイフですっと切れる心地よさ!コリっとした食感のえんがわ…。脂がのっていて絶品でした。
もう一つのSLばんえつ物語のパケージは、その優雅な姿から「貴婦人」の愛称で知られたC57蒸気機関車!鉄道ファンならずとも目を魅かれます。
豊富な食材と様々な味を、細身の箱にギュッと押し込めた「貴婦人」の名に負けない逸品。
身の厚いシャケをはじめ、煮ホタテ、イクラ、照焼鶏、ニシン、筍・蓮根の煮物、金糸卵…。現代ではわき役となった蒲鉾には淡いピンクの「トキ」の姿があしらわれ、ねりもの好きのTakanoにはたまらない組み合わせ。
エンガワ寿司が「シングルモルト」なら、ばんえつ物語は「ブレンデッド」ですね。どちらも最高♪鉄路旅の一番の楽しみですね。
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神尾弁当部 スタッフ (土曜日, 25 1月 2014 08:44)
神尾弁当です。
当社の駅弁お買い求めいただき嬉しいです!!
また こちらのブログにも写真をのせていただき感激です。
少々吹奏楽部をかじっていた私ですが、しばらく楽器とはご無沙汰しております、、、またこちらにお出かけいただければ幸いです♪
お待ちしております♪