2013/10/19 土曜日
秋の演奏も残すところ5つ。
今回は、エレピの搬送もなく、初めての大津市でもあり、ちょっと旅行気分の方が勝っているかな。
もちろん旅行に駅弁は欠かせません(^^)
あいにくの曇り空でしたが、お弁当をいただいてうとうとすればもう東京。乗り継ぎも超!順調で、車窓からは富士山もくっきり見えました(やっぱり見えると嬉しいんだな、これが)。
大津市へは、大井川、天竜川、木曽川、長良川と幾つもの銘河を越えて京都まで行って琵琶湖線で戻る感じ。4時間位で着けるんですね。
大津駅前でスタッフの方々に到着を伝え、まずは昼食です。坂を下りて、国の合同庁舎や県庁のあるオフィス街へ。
ちょっと懐かしい感じのするレストラン兼喫茶「グリーブ」でパワーアップのため意識して重めのランチをいただき、いざ、演奏♪
琵琶湖第1の目標、大津ジャズフェスティバルでの演奏は無事終了!
大津ジャズフェスティバル、打ち上げにはまだ早いな。早々と駅前のホテルに荷物を下ろしまして、第2の目標、琵琶湖周航の歌資料館へ。
詩を書かれた小口太郎さんは、深雪さんの高校の大先輩!資料館にいらしていたご婦人、資料館のスタッフさん達と盛り上がってしまいました。
諏訪湖を見つめる小口太郎さんの像、新潟市の資料館で見た吉田千秋さんのアコーディオン、今日演奏した琵琶湖周航の歌、全てがここで繋がったような気がしました。
琵琶湖八景でもある満月寺浮御堂。しかも旧暦では9月15日は満月なのに、あいにくの雨で残念。
夕食を予定していた店は「大津バル」というイベントを待つお客さんで大行列!簡単にあきらめっ!
滋賀銀行脇の階段を下りて「御肴(おさかな)かわせみ」という店へ。「御宿かわせみ」をひねった名前に惹かれましたね。
たまたま剣道の講習会に来られたという、長浜剣道会の松本俊彦さんと隣り合って、琵琶湖の話、剣道の話などを聞き、思わず会話がはずみました。
大津の1日目、シメは、江戸時代から続く銭湯!!「小町湯」!
逢坂の関の「関の清水」で小野小町が水を汲んだという逸話に依った名前とのこと。松に鶴をあしらった欄間はさすがに歴史を感じました。浴室は綺麗に改装されていて、壁面の富士山のタイル絵は「これぞ銭湯!」でしたねぇ。貸し切り状態で、の~んびり豊かな湯を楽しみました。深雪さんは、○十年振りの銭湯だったそうです。
雨の降る朝は、第3の目的地、「関の蝉丸神社」へ。Takanoの憧れの地です。
台風被害のせいでしょうか、荒れ果ててました。でも、それはそれで「蝉丸」っぽいのかな。
もちろん「世の中は 行くも帰るも わかれては…」の歌碑もありました。昨年の羽鳥湖音楽祭の折、道の駅に古い木製の取り札(1枚ずつ販売)があって、迷わずTakanoが手にしたのもこの歌でした。
境内には、サネカズラ(真葛)の実が赤く色づいていました。
鳥居をかすめるように涼しげな色の京阪電車が走ります。
更に、雨の坂道をてくてく下ると、京阪電鉄は、何食わぬ顔で路面電車となって大津の街を走ります。
旧東海道を横切り浜大津方面に向かいました。
いい感じのアーケード街、螺鈿の店など、時間があったら覗いてみたいところがたくさんでした。
京都から来た電車と写真を撮ったら、「大津数学塾」の前でした。
天気が良ければ琵琶湖沿いに歩きたいところでしたが、琵琶湖からの強い風を避けて、浜大津の駅から左に曲がって建物の間を抜けていくと、琵琶湖疎水の水門に着きます。
ありました。三高漕艇部の格納庫。
昔のおてんば娘の本能が目覚め、琵琶湖疎水川岸のガタつく階段をスタスタと下り、三高漕艇部ボートハウスの前に。木製の扉はあちこち穴だらけ。トタンを何枚も張り修理。そのわずかな隙間から中を覗くと、なんと…明かりの下に新しいテント!!
「小口太郎さんたちが、琵琶湖周航へのクルーを漕ぎだしたこのハウスを、京都大学漕艇部の学生さんが、今でも大切に使っているんだ」と、感激の瞬間でした。(Miyuki)
「大津ジャズフェスティバル演奏旅行」の最後は京都。
Portaの地下街で「京野菜と京のおばんざいランチ」を堪能し、京都のお菓子をお土産に買って、帰路につきました。
いちじく にんじん
さんしょに しそ
ごんぼに むかご
七草 はじかみ
くねんぼに
とうがらし
因みに、大津に来たのに…京都のデパートで…なぜか「イタリア製スカーフ」を購入してしまったMiyukiでした。(笑)
大津でも、多くの人々に「Takano&Miyuki」の演奏を聴いて頂く事ができました。また、それぞれに長年心に抱き続けてきた「憧れの場所」を訪ねる事もできました。実り多き旅に感謝。また、次に向けて頑張りま~す。
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