八戸～十和田湖レークビューホテル

　「智恵子抄」に詠われた安達太良山の麓に、智恵子の生家があり、高村光太郎は智恵子との死別後、岩手山の裾野にアトリエ（小さな小さな小屋でした）を構えて、乙女の像を造ります。今日は、「乙女の像」の立つ十和田湖を目指します。

八戸港

　ウミネコのお守りがある蕪嶋神社。階段の中ほどには、3.11震災の津波、5.3mの位置に目印。これが復興への基準点ですね。

「唄に夜明けた　かもめの港　船は出て行く　南へ北へ　鮫の岬は　潮けむり」

八戸小唄の碑は津波にも負けませんでした。

　マイカー規制の期間は終わりらしく、渓谷沿いに国道102号を上ることができました。

　綺麗な澄んだ流れはさすが、奥入瀬ですね。意外にも水がね、そんなに冷たくないんです。十和田湖に集まって暖まった表面の水だけが流れてくるからでしょうか。明日は300メートル以上の深さを持つ田沢湖を目指します。

　奥入瀬ではあまり感じなかった風が次第に強くなって、子の口湖畔に着くと広い湖面一面が波立っていました。

　お馴染みの白鳥型ボートボたちは、桟橋におとなしく係留されていて、大型の遊覧船だけが走っていました。